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公開日:2019/09/01  最終更新日:2019/10/09

M&Aで売却先が見つからないことがある?

M&Aとは企業間でのビジネス延暦の1つで、現在はさまざまな問題を解決するため、さらには自分の企業を強化する目的として取り引きが積極的におこなわれています。

M&Aは買い手側だけではなく売り手側にもたくさんのメリットがありますが、取引をしてくれる会社が見つからなければ話は先に進みません。

そうそう簡単に買い手が見つかるわけではない

M&Aというのは100パーセント成功しているというイメージを持っている人も多いかもしれませんが実際にはそのようなことは全くありません。買い手側も自分の会社にメリットをもたらしてくれるような企業でなければ買い取ろうという気にはならないでしょう。

自分の会社を買い取ってもらいたいという経営者がたくさんいても実際に交渉に至ることはほとんどありません。会社の売却先が見つかり、交渉が成立して多額のお金を手に入れた人というのは一部のラッキーな人たちだという意識を持っておいたほうが良いでしょう。

売れる会社に共通する特徴を知ろう

買い手側も慈善事業ではありませんから、買収しようとしている会社が自分の会社に対して何らかのメリットをもたらしてくれなければ会社を買い取ろうという気にはならないでしょう。

買い手が見つかりやすい企業というのは、職種は違えどいくつかの共通点があります。自分の企業がM&Aを実行して買い手がすぐに見つかる企業かどうかは自分の会社が売れる会社の条件をどれだけ満たしているかをチェックするのが最も簡単です。

では売れる会社の条件とはどういったものかについてみていきましょう。

まず最も重要な要素としてその会社が安定した利益を生み出す力を持っているかどうかというのがあります。収益に関しては交渉する前に買い手側は必ずチェックしています。

企業を買収するにあたって買い取る企業が一切利益を上げていないのではほかにどれだけ強みを持っていても買収の際に支払ったお金が回収できないため、なかなか買い取ろうという企業が現れないでしょう、逆に言えば安定した収益を挙げている会社を買収すればその後のビジョンが立てやすいので交渉の際にとても有利になります。

次に重要視されるのが将来性です。将来有望な事業をおこなっている会社は現状あまり利益を得ることができていなかったとしても近い将来自分の会社に莫大な利益をもたらしてくれる可能性があります。その企業の将来性を見極めるのはなかなか難しいものですが、現在のトレンドや経済などを考慮すればある程度は予測を立てることができます。

多くの企業が将来性があると判断した企業に対しては買い手が集中するでしょう。そしえ自分の会社にとってたくさんのメリットをもたらしてくれる企業というのも買い手が見つかりやすいです。

例えば自分の会社と同業種でありながら自分の会社がなかなか取引できていない取引先をたくさん確保している企業を買収すれば自分の会社の商品やサービスを利用してくれる得意先が一気に増えます。相乗効果に関しては売り手側が想像もつかないようなものもあるので、ときには全く別業種から買い手が出てくることもあります。

最後にほかの企業にはない強みを持っている企業であるかどうかも買い手が見つかりやすいかどうかを大きく左右する要素の1つです。例えばその会社にその業界では名の知れた技術者が居ればその企業を買収することによってその技術者を同時に獲得することができます。技術者のノウハウを企業全体に浸透させれば会社全体の技術力が大幅にアップするでしょう。

また肖像権や特許を、権利などをたくさん有している会社も会社としての価値が高いため、買い取り先が見つかりやすいです。

赤字経営の会社が買い手を見つけるための方法

赤字経営の会社というのは売却先が見つかるにくい企業の典型といえるでしょう。

先ほどの安定した収益を得ているという売れやすい会社の条件とは真逆なわけですから、ほかの企業と同じような宣伝活動をおこなったところでなかなか書いて先を見つけられないでしょう。赤字経営の会社が買い手を見つけるには工夫して宣伝活動をおこなう必要があります。

まず赤字経営の会社は積極的に詳細な情報開示をおこなうようにしましょう。赤字経営なのだから現在の経営状態を明確にすれば買い取ってくれる企業など現れないのではと思ってしまいますが実際にはその逆で赤字経営だからこそ現在の経営状態をより詳しく知りたいのです。

買い手側が要求している情報は漏らさず開示するようにし、開示した際には将来利益を得るための方法を具体的に提案しましょう。現在は赤字でも利益を得ることができそうな将来像が見えてくれば買い手は現れてくれます。

また買い手にとってみれば赤字の会社を購入するというのは自らリスクを背負うようなものです。そういった会社に黒字経営の会社と同程度の価格をつけてもらえるわけがありません。少しでも値段が付けばラッキーという気持ちで交渉に臨みましょう。

 

M&Aを実行しているすべての企業がうまくいっているわけではありません。特に売り手側に関してはなかなか買い手が見つからないというのが現状です。

買収先を探す前に自分の企業の買い手が見つかりやすい条件をどれくらい満たしているのかを把握するとよいでしょう。とはいえ赤字経営の会社でも宣伝方法を工夫することによって買い手を見つけることは十分可能です。